2022年2月26日
-
2/26(土) リフディ(Refdy)🍀開催レポート
-
2/26 ◯リフディ(Refdy) 🍀レポート
今回のリフディ(Refdy = Refresh & Study)は、
学びを深めたい人、現在悩みを抱えている人等が参加してくださいました。なお『みん研』の研修プログラムにもなっています。
(みん研についてはこちら)参加いただいた皆さん、ありがとうございました
今回の参加者は8名。気分をリフレッシュしたい。柔軟に学んでいきたいという思いをもって参加してくださいました。リフディは2部構成です⭐
ファシリテーターであるHacchi先生から人間関係が今よりうまくいくヒントを学ぶワーク形式の第1部、
グループに分かれてそれぞれの体験をシェアする第2部の順に進行しました。第1部のテーマは<勇気づけをする>
相手の気持ちを勇気づけるためにどんな言葉がけをできるか考えるミニワークをしました。
例えば、誰かにご飯を作ってもらったときに、どんな言葉をかけるかを考えてみました。
「やればできるじゃん!偉いね!」という言葉もあれば、「ありがとう!おいしいね!」という言葉もあります。一見似ているような言葉ですが、実際に自分が言われてみると、感じ方が違うと思います。
勇気づける言葉について考えたとき「褒めることと何が違うの?」という疑問が出てくると思います。
Hacchi先生からは次のような違いがあると説明がありました。
勇気づける言葉 褒める言葉 関係性 対等な関係で”相手が困難を乗り越えられるような活力”を与えること 上下関係で、評価を行うこと 条件 無条件で言葉がけされる 上の人が期待することを達成しないと褒められない 加えて、勇気づけの言葉がけで特に大事なことは「自分自身が勇気づけられていること」です。
自分自身が不安いっぱいで勇気が欠乏していれば、なかなか相手を勇気づけることが難しいと思います。なので、まずは「自分自身を勇気づける言葉がけを、自分にすること」が大事です。
年度末の時期は、1年を振り返ることも多いと思いますが、
ぜひ”自分自身を勇気づける言葉”を、自分にかけてみてくださいね^^第2部「グループごとに、それぞれの体験をシェア」
参加者から全体にシェアされた話にはこんなものがありました。
〈入園児や、その保護者への対応について職員間で考えが大きく違う〉
入園時の受け入れに向けて、子どもや保護者と関わる時期です。多くの子ども・保護者は初めてのことに緊張感があったりすることも多いです。
なので、対応の仕方は慎重にすることが大事ですが、つい”保育園の当たり前”みたいなものを押し付けてしまうような出来事があり、相談者さんは違和感を感じ、どう対応していくといいかという相談でした。このような意見がでました◎
・考え方が違う職員の保育経験などを確認しながら「知識や経験がないのか」「経験があるがゆえに固まっているのか」などを見極めていきたい
・入園時の対応について、園全体でどう臨んでいくかという目的の共有が大事ではないか?
・起こってしまった出来事は取り返せないし、子どもと保護者とは4月からは毎日関わっていくので、今日の出来事を題材に園内でいろいろ話し合ってみることがよいかも
・保育現場はどうしても色んな価値観や経験を持った人がいるので、意見や考えの違いは必ず起こっていく。違いが現れたタイミングを大事にして、その都度話し合っていくようにしていく雰囲気や体制づくりをしていけるといいかも
・保護者と関わるときに「保育士としてのプロ意識」みたいなものを強く持ちすぎると、逆に保護者に緊張感やプレッシャーを与えてしまうかもしれない。
なので、保護者をどうにかしようとするプロ意識は置いておいて、関わっていくことが大事だと思う。参加者の意見を聞いて◎
今回の出来事はショックであった分、相手の考えや保育観をつい責めてしまう気持ちになっていたが”違いがあることが当たり前”というのを大事にして、
職員間での話し合いをしっかり重ねていきたい。最後の振り返りでは…
・グループ内の話でも”職員間での考えの違い”というテーマがあり、その中で「職員間で話し合える環境がある」ということが大前提として大事だと感じました。
・正社員ではない立場から色々と遠慮してしまう気持ちがあり、いろんな思いや意見をとても控えめにしていましたが、あまり考えすぎずに「子どもたちのために」という気持ちを持って、正社員の保育士の方々に声掛けしていこうと思いました!
最後にHacchi先生からは「保育や子どもたちについて、経験や立場を超えて話し合っていける環境づくりが何よりも大事だと思います。園長や主任のマネジメント力も大事ながら、一人ひとりが意見をしていこうという気持ちを持つことも大事だなと思いました!」とありました^^
今年1年の締めくくりとして、NPO代表河合からもコメントがありました。
「保育園を超えて、それぞれが困りごとを遠慮せずに話すことができたり、客観的に意見をし合える環境がとてもありがたいと思いました。これからも話したいことがある人が集まり、じっくり過ごせる場作りをしていきたいと思います。」日々の悩みを相談できる。保育や職場の人間関係が、今よりうまくいくヒントを得られる。
悩みを分かち合い、共に考え、アドバイスし合う。それが、リフディ(Refdy)です。立場や役割の異なるさまざまな人が集まるからこそ、うまくいくアイデアに出会えます。
保育に携わる皆様、ぜひ一緒に学び合いましょう。【今後のスケジュール】
4月以降のスケジュールは、決まり次第お伝えします。
リフディ(Refdy)の様子を知りたい方、Twitter等で
参加者の感想もシェアしています😊ぜひご覧ください。【日本保育士研修センターのLINE@】