2023年5月30日

5/27(土) リフディ(Refdy)🍀開催レポート

悩んだこころを元気にするリフディ。今回は9人の保育士の方が参加されました🙂

2023年度のリフディは、心のセルフケアについて学びあいます。

現場でのすれ違い、そこから生まれるストレスで心が折れないように。自分らしい輝きを失うことなく、笑顔で保育を楽しめるように

 

第一部 “保育現場のすれ違いあるある”

今回のテーマは『子どものケガ』。どのように捉え、どのように対応しているか、参加者でシェアしました。

・最近、両手にクルマのおもちゃを持って走りまわる子がいる。止めたい保育士と見守りたい保育士の意見が分かれている。

・転倒して口をぶつけると上唇小帯や歯のケガの恐れがある。走らせることに興奮しすぎているようなら止めるなど、柔軟な対応が必要。

・同じようなシーンで「あぶないから止めてね」と先輩から言われるが、自分はもう少し見守っていたいと思う。

・♫カンカンカンと踏切をまねて静止し、楽しい雰囲気のなかで抑えていくのもありでは。

・小さなケガでも強く責任を求めてくるような保護者の子どもだと、どうしても止めに入ってしまう。

・ケガは永遠のテーマであり、正解はない。自分のなかで対応を使い分けるしかないかな。

・私だったら、牛乳パックで代わりとなるおもちゃを作ってみる。手を開いて高這いで進むことは、走っていて転んだ時に手で体を支えるという身体の発達にもつながる。

・ケガで成長するという面もある。子ども同士の関わりの中で起こるケガもある。そういうケガの意味を入園説明会でも保護者会でも事前に伝えておくことで、実際に起こったときに保護者も受けとめやすい。

・うちの園では、ケガの発生時期や状況をまとめて定期的に共有している。職員の、ケガに対する心の準備に役立っている。

→皆さんの話を聞いて、冒頭の方は、6月の懇談会で話してみようと考えられたようです。

次への一歩が見えてきたのは、いいですね!

 

第二部 “心のセルフケア” 

『セルフ認知行動療法で、自分の考えを見つめ直し、心を軽くする』(NHK健康チャンネルより)

https://www.nhk.or.jp/kenko/atc_1361.html

7つのコラム法のシートを使い、ネガティブな考えを和らげる体験してみました。

2人の方の事例を取り上げました。

 

1.3歳児クラス1人担任の不安

保育経験が浅い。午睡あけから夕方の合同保育までの時間。気持ちが重く、ストレス。おむつが外れていない子、寝起きが悪い子。1人でやっていけるのか。主任からは「これならいけるよね」と言われるが、無理して頑張るそのしわ寄せは、子どもに行っているのではないか。

参加者からのコメントです。

・とにかく3歳児クラスに担任1人というのが難しい!配置基準を変えないと!

・私は夏過ぎまで昼食など生活面での補助に入ってもらっていた。

・デイリープログラムを示して、ここに入ってほしいと伝えてみたらどうだろうか。

・経験のある人は、自分がそうしてきたら同じようにできるはず(やるべき)と言うんだよね。

・保育の方向性が変わっているのに配置が変わっていない。

・大変だろうなと、みんな分かっているのではないか。率直に声に出していける関係性があるといいね。

・「この時間、Bちゃんは〇〇してる、Cちゃんは〇〇の状態、どうしたらいいんでしょうかね」状況を具体的に話してみたらどうかな。相手から対応方法を引き出す感じ。

 

2.複数担任。先輩保育士2人から真逆のことを言われるストレス

先輩Aさん、Bさんから出される指示が異なっている。Aさんに従えば「なんで言うこと聞かないの?」とBさんから叱られる。上長に相談してけれど、自分の仕事のできなさを指摘されることに。。

参加者からのコメントです。

・板挟みは難しい。Aさんには「Bさん、〇〇という考えなんですよね(答えを出すのは私じゃないので)」と復唱するスタイルはどうかな。自分の考えを出すのは苦しいね。

・「なんで言うこと聞かないの?」は人権侵害!そういう人がいる園では、子どもにも同じように接している可能性があると思う。ちがう園を探す方向もあるのかな。

・次の園を探す時には、単なる見学じゃなく“保育体験”をさせてもらうといいですよ。どんな保育をしているか、園の中の様子がすぐに見えて、自分が働けるかどうかを判断しやすいです。

 

→お二人とも、現在のネガティブな考えとは別の考えにつながるコメントをもらい、不安感情も少し和らいだようです。次は〇〇してみようという気持ちになれることが、大切だと思います。

 

リフディの最後は、ヨガの呼吸法をやってみました。悩んでいる時は身体も緊張しているものです。4秒で吸って、6秒で吐く。呼吸をゆっくりするだけでも、自分の身体が変わっていくことを感じることができますよ。

 

◎だれもが、素敵な個性と素晴らしい力を持っています。その人らしさを生かし、可能性を広げて、未来を担う子どもたちのために笑顔で保育をしていきたいですね。

心が安らいだ状態で、目標や課題に向かって進んでいけるように。保育に携わる皆様、ぜひ一緒に学び合いましょう。

 

6月のテーマは、こちら👇 ご参加をお待ちしています。

“保育現場のすれ違いあるある” ⇒ 『子どもへの言葉かけ』

”心のセルフケア” ⇒ 『不安を和らげるマインドフルネス』

ご予約は下記フォームから!