2023年1月29日

1/28 (土) リフディ(Refdy)🍀開催レポート

今回は7人の保育士の方が参加され、持ち寄った様々なテーマについて考えあいました🙂

 

2022年度のリフディのメインテーマは“保育者の対話力アップ・受容力アップ”

新たに取り組んでいる『保育フォトランゲージ』とそれぞれの体験やそこから考えたことをシェアする『保育マインドチェンジ』の2部構成で進めていきます

 

第1部:保育フォトランゲージ

『保育フォトランゲージ』とは…

・写真を見て、わかることや疑問を考える

・背景や写真に写っている人の気持ちを想像する

・話し合うことで、多様な捉え方や考え方に触れる

・子どもの育ちを読み込む

アクティブラーニングの手法の一つです。

 

今回の写真はこちら!

●何歳の子たちが何をしているのかな?
・3歳児クラスにやってきた5歳児

・うめジュースをつくって、それを見せにきている(報告・発表)。

・おすそわけ

・特別な場でなく、ふだんの生活の中で自然に行っている。

●何を話しているのかな?

・どんなふうに準備して、どんなふうにつくったか

・体験を共有している

・年長さんが誇らしげ。微笑ましい。

●保育園でどのような交流が考えられるかな?

・異年齢の交流

・食育活動の一環として

・年長さんへの憧れ(自分たちもやってみたい)

◎その他のコメント◎

・うめジュースづくりは、自園でもやってみた。1年目は大人がやってみせ、

2年目は最年長の4歳児が挑戦してうまくできなかった。3年目の今年はどうなるかな?

 

第2部:保育マインドチェンジ

今回シェアされた話題です♪

【①昼食おかわり】

子どもがすべて食べていなくても、希望に応じておかわりを出している職員が多い。対応は人によって結構ばらつきがあると思う。他の園ではどうか?

◎このような意見・質問がでました◎
・自園でも保育士により対応がばらばらで、子どもに指摘された。統一する必要を感じている。

・おかわりはミーティングで担任が栄養士さんに要望している。

・嫌いなものは事前に子どもに聞いて、量を減らしている。減らしたものを食べられれば、おかわりしてもよいとしている。

・年齢の規定量について伝えている。

・時期や食育の取り組み、成長への子どもの意欲など、子どもの状況に応じたコミュニケーションをとっている。

最終的に目指しているのは規定量にこだわらず『自分で量を決める』こと。嫌いなものを減らすやり取りをしている間に、全部食べた子がおかわりして、おかわりが無くなるなんてことも(笑)

★各園の状況がシェアされ、相談者さんも「いろいろなやり方があって勉強になりました」と参考にされたようでした。

 

【②保育士の評価】

運営法人の本部の会議で、保育士の仕事の評価について話し合われたらしい。保育士の仕事は成果物がはっきりしない。どういう仕事が評価されるのだろうか?

◎このような意見・質問がでました◎
・法人から評価の軸について提示があるか?
→ 社内報には「この園ではこういう保育をしている」といった掲載がある。法人の視点が反映されているかもしれない。ただ明確ではない。

・園に人事考課はありますか?(各参加者への質問)
→ この等級ではこのくらいの保育のレベル、といった目安はある。自己評価でABCをつける。
→ まず自己評価をし、それに園長面談でコメントをもらう。
→ 何もない。
→ 一時金の分配について、まわりの評価が反映されたことがある。
→ 人事考課はあった方がいい。モチベーションにつながる。
→ 以前制度をつくろうとしたところ、「評価されたくない」と現場から声があがり、止まってしまった。どういうものが現場に合うのか模索中。人事考課がないせいで、働く人のスタンスははっきりしない。『働きやすさ=ラク』という人と『働きやすさ=やりたいことができる』という人が混在している。
→ 前の園には、保育指針についてどう取り組んでいるか?という評価項目があった。
→ 法人は『何をするか』についてよく提示してくるが、方向性(あり方)について示すことがより大切なのではないか。

★最後に相談者さんは、「保育士の仕事は子どもの成長に現れる。子どもが育っていることを評価してほしい」と締めくくられました。

 

【③出勤しなくなった職員】

自分はシフト作成をする担当である。忙しい年度末、家庭の事情だからと多く休みを取ろうとした職員に調整の相談をしたところ、「休みが取れないのはあなたのせい(イジメ)だ。パワハラだ」とコメントを残して翌日から出勤しなくなった。年度最後まで全うしてほしいのだが。

◎このような意見・質問がでました◎
・こういう方は、業界にたくさんいる。話を聞いてもらえなかったという気持ちが強い。まずは、とにかく話を洗いざらい聞くことだと思う。(運営法人本社にやってもらうなど)

・この先体制がより厳しくなることが予想される。他の職員にどのように声をかけていったらいいのだろうか?(各参加者に質問)

→ 私もシフトをつくっている。お察しします(苦笑)。「大変だけどがんばりたいと思ってるんだけど・・」と言ってみたら、相手も何か応えてくれるかな。 

→「大変なときだけど、自分もサポートに入って頑張るから、一緒にがんばろうね」と言われたらよいかも。

★「早く職員と状況をシェアして、2月・3月を乗り切っていきます!」」と参加者さんは気持ちを新たにされていました。

 

◎明快な答えがあるわけではありません。秘策があるわけでもありません。だけど話すことで、話を聞くことで、明日へのヒントが見えてきます。今回も、交流・学び合いによる素敵な時間となりました。

 

立場や役割の異なるさまざまな人が集まるからこそ、うまくいくアイデアに出会えます。

保育に携わる皆様、ぜひ一緒に学び合いましょう。


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