2022年7月10日

6/25(土) 新リフディ(Refdy)🍀開催レポート

今回の参加者は7名。保育士、また主任や園長が参加しました🙂 海外の保育所に勤務の保育士の方も参加されまし🌎

22年度のリフディのメインテーマは“保育者の対話力アップ・受容力アップ”
新たに『保育フォトランゲージ』に取り組んでいきます。

リフディは2部構成です⭐
今年度のリフディは『保育フォトランゲージ』
それぞれの体験やそこから考えたことをシェアする『保育マインドチェンジ』の2部構成で進めていきます。

『フォトランゲージ』とは…

・写真を見て、わかることや疑問を考える
・背景や写真に写っている人の気持ちを想像
・話し合うことで、多様な捉え方や考え方に触れる
・子どもの育ちを読み込む

アクティブラーニングの手法の一つです。

第1部:フォトランゲージ

●子どもは何をしたいと思っている?

・左奥の子:身体を動かしたいのかな?

・手前の子:身体の大きさに対して、もう少し低年齢の遊び方をしている感じがする。
少し発達がゆっくりなのかな。

●何歳児で、この時期はどんなおもちゃがいいのかな?

・どちらも0,1歳児かな。

・左奥の子:身体を動かしたそうなので、小さな段差をつくってみたりできるかも。

・手前の子:座位がとれるなら、手に持っているボールで遊んでもいいかも。

●保育者はどのように関わったらいいかな?

・左奥の子:身体を思いっきり動かせるような環境設定をする。

・手前の子:身体の使い方を教えるためにマッサージみたいなことがいいかも。
くすぐったりして、表情の変化をみてみたい。

●この時期の子どもに、身近なもので作れるおもちゃはには、どんなものがあるかな?

・左奥の子:ダンボールなど使って押し箱のようなものもいいかも。
ジップロックの中に、色々なものいれて、感触を楽しむことができる。

・手前の子:指先を使うようなおもちゃがいいと思う!

★フォトランゲージやってみた学び・感想

・いま3歳児担任なので、だいぶ前に担任した0歳児をいま見ると、また違った見え方がある。

・普段の保育だと、子どもたちがとまっていることがないので「同じ場面を共有する」ことが難しい。
でもフォトランゲージなら、じっくり子どもたちの様子をみて、やり取りができて面白い!

・つい手前の子に注目がいってしまっていて、奥の子があまり注目できていなかった。

・ついつい保育現場では「みんな、私と同じこと思ってるよね?」と思いがちだけど、今日の場でまったく違うということがよくわかった。
働くときには「周りの人は、自分と違う視点を持っている!」と思うようにしたい。

第2部:保育マインドチェンジ

今回の1番目の話題です。

若手の先生と関わる職員(30代の経験を積んだ先生)から、若手との関わり方が大変と相談がきた。

その若手を見る感じ、そこまで強い問題は感じなかった。ただ、少しコミュニケーションがうまくないようにも感じる。

◎このような意見がでました◎

・30代の保育士は、結構同じような課題感に直面することが多いように感じる。

・若手の先生と、30代先生で、しっかりコミュニケーションをする時間は大事だと思う。

・私が20代後半・30代のときは、保育のやり方が見えてきて、任せられることが一気に増える。
指導を任せられると「この先生が育たなかったら、私のせいになってしまうかも」というプレッシャーがあるのかもしれない。

・いまの若手の先生は、30代の先生と10年しか違わないけど、全く違う価値観を持っているように思う。
昔は「とにかくがんばります!」という感じだったけど、いまはそういう姿勢に対して「そこまで頑張る?」という感じ方を持っていたりもする。

・(園長の立場として)いままさに同じような現場の課題感を感じている。マネジメント側からすると、てっきり「困ったら当事者同士で話し合うよね」と思っていたけど、こちらが場作りをしてあげないと、なかなか話せないのだとわかった。

◎参加者の意見を聞いて◎

・30代の先生と、まずはしっかり話合う時間をつくっていきたい。

・若手の先生も少し緊張感があって、その30代の先生と話す時間を、こちらから働きかけて作ってあげる必要があると思った。

今回の2番目の話題です。

ハーフの子どもが多くいて、違う国の文化や振る舞いを尊重しつつ、日本の文化を伝えていくにはどうしたらいいか?

◎このような意見がでました◎

・聞いた話だが、ハーフの子どもは、5,6歳くらいに日本語と、外国語が急に一致するときがあるらしい。

・中国では「はいどうぞ!」「はいどうも」というやり取りがない。
とある国では「はい、おしまい」という言葉に相当する、場面の区切りをつける直訳がないらしい。
そういう日本語の豊かさを伝えるのも一つかも。

◎参加者の意見を聞いて◎

・日本なりの良さを知ることができてよかった!

・日本の保育現場にいると、つい「みんなわかっているよね!」と思っていることが多いと思った。

・いま見ている子どもたちは、近いうちに日本に戻る子も多いので、そういう日本なりの良さをうまく伝えていきたい。

最後の振り返りでは…

・私自身30代前半であり、まさにいろいろな壁にぶち当たっている。
今日はリフレッシュしつつ話すことができてよかった。

・フォトランゲージや、皆で話し合いをしつつ「わからないことへの不安」があると感じた。
まさに30代で、いろいろと悩むことがあるけど、どうやったら面白くできるかなと考えることができた!

立場や役割の異なるさまざまな人が集まるからこそ、うまくいくアイデアに出会えます。

保育に携わる皆様、ぜひ一緒に学び合いましょう。


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