今回の参加者は7名。保育士、また主任や園長が参加しました🙂 海外の保育所に勤務の保育士の方も参加されまし🌎
22年度のリフディのメインテーマは“保育者の対話力アップ・受容力アップ”
新たに『保育フォトランゲージ』に取り組んでいきます。
リフディは2部構成です⭐
今年度のリフディは『保育フォトランゲージ』
それぞれの体験やそこから考えたことをシェアする『保育マインドチェンジ』の2部構成で進めていきます。
『フォトランゲージ』とは…
・写真を見て、わかることや疑問を考える
・背景や写真に写っている人の気持ちを想像
・話し合うことで、多様な捉え方や考え方に触れる
・子どもの育ちを読み込む
アクティブラーニングの手法の一つです。
第1部:フォトランゲージ
●子どもは何をしたいと思っている?
・左奥の子:身体を動かしたいのかな?
・手前の子:身体の大きさに対して、もう少し低年齢の遊び方をしている感じがする。
少し発達がゆっくりなのかな。
●何歳児で、この時期はどんなおもちゃがいいのかな?
・どちらも0,1歳児かな。
・左奥の子:身体を動かしたそうなので、小さな段差をつくってみたりできるかも。
・手前の子:座位がとれるなら、手に持っているボールで遊んでもいいかも。
●保育者はどのように関わったらいいかな?
・左奥の子:身体を思いっきり動かせるような環境設定をする。
・手前の子:身体の使い方を教えるためにマッサージみたいなことがいいかも。
くすぐったりして、表情の変化をみてみたい。
●この時期の子どもに、身近なもので作れるおもちゃはには、どんなものがあるかな?
・左奥の子:ダンボールなど使って押し箱のようなものもいいかも。
ジップロックの中に、色々なものいれて、感触を楽しむことができる。
・手前の子:指先を使うようなおもちゃがいいと思う!
★フォトランゲージやってみた学び・感想
・いま3歳児担任なので、だいぶ前に担任した0歳児をいま見ると、また違った見え方がある。
・普段の保育だと、子どもたちがとまっていることがないので「同じ場面を共有する」ことが難しい。
でもフォトランゲージなら、じっくり子どもたちの様子をみて、やり取りができて面白い!
・つい手前の子に注目がいってしまっていて、奥の子があまり注目できていなかった。
・ついつい保育現場では「みんな、私と同じこと思ってるよね?」と思いがちだけど、今日の場でまったく違うということがよくわかった。
働くときには「周りの人は、自分と違う視点を持っている!」と思うようにしたい。
第2部:保育マインドチェンジ
今回の1番目の話題です。
若手の先生と関わる職員(30代の経験を積んだ先生)から、若手との関わり方が大変と相談がきた。
その若手を見る感じ、そこまで強い問題は感じなかった。ただ、少しコミュニケーションがうまくないようにも感じる。
◎このような意見がでました◎
・30代の保育士は、結構同じような課題感に直面することが多いように感じる。
・若手の先生と、30代先生で、しっかりコミュニケーションをする時間は大事だと思う。
・私が20代後半・30代のときは、保育のやり方が見えてきて、任せられることが一気に増える。
指導を任せられると「この先生が育たなかったら、私のせいになってしまうかも」というプレッシャーがあるのかもしれない。
・いまの若手の先生は、30代の先生と10年しか違わないけど、全く違う価値観を持っているように思う。
昔は「とにかくがんばります!」という感じだったけど、いまはそういう姿勢に対して「そこまで頑張る?」という感じ方を持っていたりもする。
・(園長の立場として)いままさに同じような現場の課題感を感じている。マネジメント側からすると、てっきり「困ったら当事者同士で話し合うよね」と思っていたけど、こちらが場作りをしてあげないと、なかなか話せないのだとわかった。
◎参加者の意見を聞いて◎
・30代の先生と、まずはしっかり話合う時間をつくっていきたい。
・若手の先生も少し緊張感があって、その30代の先生と話す時間を、こちらから働きかけて作ってあげる必要があると思った。
今回の2番目の話題です。
ハーフの子どもが多くいて、違う国の文化や振る舞いを尊重しつつ、日本の文化を伝えていくにはどうしたらいいか?
◎このような意見がでました◎
・聞いた話だが、ハーフの子どもは、5,6歳くらいに日本語と、外国語が急に一致するときがあるらしい。
・中国では「はいどうぞ!」「はいどうも」というやり取りがない。
とある国では「はい、おしまい」という言葉に相当する、場面の区切りをつける直訳がないらしい。
そういう日本語の豊かさを伝えるのも一つかも。
◎参加者の意見を聞いて◎
・日本なりの良さを知ることができてよかった!
・日本の保育現場にいると、つい「みんなわかっているよね!」と思っていることが多いと思った。
・いま見ている子どもたちは、近いうちに日本に戻る子も多いので、そういう日本なりの良さをうまく伝えていきたい。
最後の振り返りでは…
・私自身30代前半であり、まさにいろいろな壁にぶち当たっている。
今日はリフレッシュしつつ話すことができてよかった。
・フォトランゲージや、皆で話し合いをしつつ「わからないことへの不安」があると感じた。
まさに30代で、いろいろと悩むことがあるけど、どうやったら面白くできるかなと考えることができた!
立場や役割の異なるさまざまな人が集まるからこそ、うまくいくアイデアに出会えます。
保育に携わる皆様、ぜひ一緒に学び合いましょう。
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