9/19「園長の休憩室」開催レポート
【9名参加 /園長・主任・保育士・保育士養成校の実習担当・運営事務】
今回は養成校の先生もご参加されて、
参加していただいた皆さん、ありがとうございました
さて、今回の園長の休憩室の振り返りです。
園長の休憩室では、次のように進行していきます。
(その1)みなで話したいテーマを出し合い、グループセッション
(その2)メンバーを変えて、再度グループセッション
今回は「保育学生の実習の受け入れについて」です。
◆実習生への評価の付け方
・各養成校では実習に送り出す前の評価基準がある
・保育園側では「厳しい評価をつけにくい」と感じることが多いかもしれない
・養成校での指導の基準としては、求める水準が高い保育園に合わせるようにしている
(どのような園に行っても、働いていけるようにという思いがある)
・実習記録や実技だけでは評価が難しいこともある。
例えば、文章表現は上手くないけども、子どもたちを巻き込むのはとても上手だったり。
◆実習記録の書き方
・実習記録は「書ける分だけ書く」「園で決められた書式で書く」という2パターンがある
・実習記録に、学生がたくさんの文章を書いてくるのは、とてもいい姿勢に思う。
・一方で「決められた書式にまとめる」というパターンは、”大事な点をまとめる力”を育てる意味もある
◆保育実習の基準
話題の背景:保育所保育指針の改定があったが、保育園によっては実態として改定前だったりする。養成校としてどのように指導しているか?
・養成校としては厚生労働省作成の「保育実習実施基準」に沿って指導を行っている。
また、「保育実習指導のミニマムスタンダード Ver.2: 「協働」する保育士養成」を参考本にしている。
◆実習生を見ていて保育園が思うこと
・実習日誌では「子どもの動き」と「保育士の動き」の両方の視点で書いてほしいと思う
・養成校の先生方も「園による違い」に困惑してそうなときも感じる
・実習生にいきなり「見て学べ!」というのは難しいので、保育園側が学生から引き出していくことがいいと思う
・保育園として「指導方法を統一する」「実習の目的を明確にする」ことを大事にしたい
◆養成校側として実習生に思うこと
・実習のときは「自分で考えて動くこと」を繰り返し伝えるようにしている
・実習では社会人としての基礎ももちろんながら、「保育の楽しさ」を特に感じてほしいと思う
・受け入れ側の保育園で「クラスによる指導の違い」があると、学生の混乱に繋がることが多い
◆養成校の先生が伝えたいこと
・保育士を目指す高校生が、今年は例年に比べて半減している。
・コロナで色々なニュースが話題になり、ネガティブな情報が目に付きやすい状況になっている
・コロナ禍で、中学生の職場体験がなくなり”保育士を目指すきっかけ”が激減しつつある。
・高校生のうちに「子育て支援」を学んでいくことが必要ではないか?
本日の感想はこのようなものでした
・保育園の外側と繋がっていくことで、いろいろな話題が出てきて面白かった!!
・次は高校の先生方をお招きして「家庭支援」というテーマで話をしてみたい^^
次回開催は、下記をご覧ください^^
※本レポートには、個人や園が特定され得る個別性の高い内容は記載しておりません。
⭐⭐次回はこちら⭐⭐
保育を未来へつないでいく高校生に伝えたい!
『保育士って楽しい仕事だよ』
10/17(日) 16:00-17:30
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