🌈子どもとことばの世界⑧🌈
~今井和子先生から学んだこと⑧~
【アニミズムのことばが楽しい時期】
3歳を過ぎてくると、みえすいた嘘をつくようになります。
これは、発達の特徴です。
「嘘をついてはいけません」と叱らないで子どもの話によく耳を傾けることで子どもも気軽に話すようになります。
だからといって、嘘を認めることが大事なわけではありません。
【豊かな想像、イメージの世界の始まり】
例えば、お友だちがディズニーランドに行った話を聞いて
「〇〇ちゃんもディズニーランドに行ったんだ」などと言います。
お母さんに聞くと「行っていないし、行く予定もない」と言います。
友だちの話を聞いて、頭の中で自分がディズニーランドに行ったことをイメージする。
イメージの世界、想像の世界が広がってきたという、とても大事な成長です。
現実と虚構の世界の区別がついていないために『嘘っこ』になるのです。
『嘘っこ』の世界をよく聞いて
「そう。〇〇したかったんだね」
と気持ちを受け止めていく。
『嘘っこ』と『嘘』の違いは
人を陥れようとする悪意があるかどうか?そのラインで見極めていくとよいでしょう。
【子どもの存在自体が詩である】
この時期は、人間だろうが、動物だろうが、同じ命として捉えています。
自分のこと(イメージ)を言える
人の話を聞く
ことばの感覚を磨く大事な時期です。
谷川俊太郎さんは
「子どもの存在自体が詩である」と言いました。
アニミズムの世界を豊かに広げていく
『ことば遊び』『詩あそび』を楽しむ時間を創り、ことばの感覚を磨いていく。
保育の大切な役割の一つです。
続く…。