2018年11月23日

秋の制作〜ワクワク保育の秘訣〜

☆☆☆園長ぷちコラム☆☆☆

〜製作ってなんだろう?

   どんぐりのやじろべえ〜

【ワクワク保育の秘訣!】

今月の製作何にしようかな?

ネットで調べて、これイイネ✨

保育士は一生懸命準備する。

“子どもに何をさせるか(教えるか)?”を考えるより

“この体験で、子どもがどんな価値を掴んでいくか?”を考えると保育はもっとワクワクします。

 

例えば、どんぐりのやじろべえ

ひとつ作って置いておく。

「ナニコレ?」「宙に浮いているの?」

「誰が作ったの?」「作りたい!」

「危ない道具を使うから難しいよ〜」

「危ない道具って何?どういうの?」

「これは“やじろべえ”

“目打ち”という道具を使うよ。危ないから、目打ちを使うところはよく見ていてね。」

子どもたちがやじろべえ作りに集まってきます。

「どうやって作るの?」

「目打ちの使い方がわかれば、あとはよく見ればわかるよ!」

そう言って完成したものだけを渡してみる。

【子どもの発見レポート】

※両端のどんぐりは同じ大きさを選んだ方がいい。

※バランスを取るには、重さが大事。

※真ん中のどんぐりに穴を開ける時には、まっすぐに。

※目打ちは短く持ったほうが、穴が空きやすい(どんぐりの場合)

などなど、気がついた事を表現して磨きがかかっていく。

 

【心の揺れ動き】

①「ねぇ、どうやるの?わからない〜」

「〇〇くんはうまくいったみたいだよ。」

「〇〇くん、どうやるの?」

「こうだよ〜(〇〇くんが助けてくれる)」

 

②「もぉ〜できないよ。」

「どうする?手も疲れちゃうしね。また明日にする?それとも、私が作ってあげようか?」

「やだ!自分で作るの!」

「へぇ、難しくても諦めないんだね!」

「うん、諦めないよ!」

やじろべえのバランスを取りながら、揺れ動く心のバランスを取っていく。

 

【製作を通じて子どもが掴んでいること】

①自分で、「やる」と決める

②目標に向って思考錯誤する。

③わからない事は、うまくいった人に聞いてみる。

④うまくいったことは、他のひとがうまくいくために役立てる

⑤できない!と思った時に、はじめの目標に立ち戻り、気持ちを立て直す。

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ではないでしょうか?

“何を作るか?”と一緒に

“どんな価値を子どもが掴むか?”を描いてみる。

これが、ワクワク保育の秘訣です✨

#保育

#秋の制作

#ワクワク