☆☆☆園長ぷちコラム☆☆☆
〜製作ってなんだろう?
どんぐりのやじろべえ〜
【ワクワク保育の秘訣!】
今月の製作何にしようかな?
ネットで調べて、これイイネ✨
保育士は一生懸命準備する。
“子どもに何をさせるか(教えるか)?”を考えるより
“この体験で、子どもがどんな価値を掴んでいくか?”を考えると保育はもっとワクワクします。
例えば、どんぐりのやじろべえ
ひとつ作って置いておく。
「ナニコレ?」「宙に浮いているの?」
「誰が作ったの?」「作りたい!」
「危ない道具を使うから難しいよ〜」
「危ない道具って何?どういうの?」
「これは“やじろべえ”
“目打ち”という道具を使うよ。危ないから、目打ちを使うところはよく見ていてね。」
子どもたちがやじろべえ作りに集まってきます。
「どうやって作るの?」
「目打ちの使い方がわかれば、あとはよく見ればわかるよ!」
そう言って完成したものだけを渡してみる。
【子どもの発見レポート】
※両端のどんぐりは同じ大きさを選んだ方がいい。
※バランスを取るには、重さが大事。
※真ん中のどんぐりに穴を開ける時には、まっすぐに。
※目打ちは短く持ったほうが、穴が空きやすい(どんぐりの場合)
などなど、気がついた事を表現して磨きがかかっていく。
【心の揺れ動き】
①「ねぇ、どうやるの?わからない〜」
「〇〇くんはうまくいったみたいだよ。」
「〇〇くん、どうやるの?」
「こうだよ〜(〇〇くんが助けてくれる)」
②「もぉ〜できないよ。」
「どうする?手も疲れちゃうしね。また明日にする?それとも、私が作ってあげようか?」
「やだ!自分で作るの!」
「へぇ、難しくても諦めないんだね!」
「うん、諦めないよ!」
やじろべえのバランスを取りながら、揺れ動く心のバランスを取っていく。
【製作を通じて子どもが掴んでいること】
①自分で、「やる」と決める
②目標に向って思考錯誤する。
③わからない事は、うまくいった人に聞いてみる。
④うまくいったことは、他のひとがうまくいくために役立てる
⑤できない!と思った時に、はじめの目標に立ち戻り、気持ちを立て直す。
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ではないでしょうか?
“何を作るか?”と一緒に
“どんな価値を子どもが掴むか?”を描いてみる。
これが、ワクワク保育の秘訣です✨
#保育
#秋の制作
#ワクワク